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(無題)

●串とは?


『串』は、”Proxy Server”の事です。俗に「プロキシ」「プロクシ」と呼ばれているので、多分「プロクシ」の「クシ」を取っているんだと思います。さて、この「串」が何かと言うと、いわゆる『代理サーバ』です。代理サーバとはプロバイダのサーバに変わってインターネットにアクセスしてくれる便利なものです。仕組みはこんな感じです。

【通常の接続】
パソコン→プロバイダ→インターネット

【プロキシを経由した接続】
パソコン→プロバイダ→串→インターネット


となります。つまり、プロバイダに変わって串がインターネットにアクセスするわけです。これに何の意味があるのかと思われるかもしれませんが、串が利用されるのには2つの大きな意味があります。

@身元を隠してホームページにアクセスできる

上の図からも分かる様に、通常の接続ではプロバイダが直接インターネットにアクセスします。これによって、相手側のサイトにはホームページを閲覧した記録が残ります。この中にはあなたの所属しているプロバイダーやIPアドレスと言うものが含まれています。これについては、「なぜ匿名にするのか」で説明します。プロキシを経由して接続した場合は、プロキシがプロバイダに代わってインターネットにアクセスするので、その記録は当然プロバイダではなく、プロキシサーバのものが残ります。当然あなたのプロバイダやIPアドレスが相手に伝わる事はない訳です。伝わるIPアドレスやホスト名はプロキシサーバの物になります。詳しくは後に説明しますが、要するに串を経由する事によってある程度の匿名性を持たせる事が出来ると言うわけです。しかし完璧な串など存在しないと思ったほうが良いでしょう。たとえ串を通してもそのプロキシにはあなたの生IPが残っているのですから。まあ、犯罪行為や嫌がらせ等に使用しなければそこまで調べられる事はありませんが、一応、串をたどって、あなたの生IPを抜く事が可能であると言うことは頭にいれておいてください。

Aキャッシュを利用したアクセス速度の向上

プロキシサーバの中にはキャッシュと呼ばれる記憶が残されており、そのキャッシュの中に自分の指定したホームページがあれば、アクセスが早くなるそうです。しかし、串を使って、実際に早くなったと感じた事はありません。むしろ2つのサーバを経由する為、重くなったと言えます。まあ、これについてはあまり気にする必要はないと思います。どうしても知りたい人は勉強してください。そして私に教えてください。また、串から入る回線の方が太く、空いていると言われています。キャッシュに特化している串には匿名性が薄い事が多いので、串を使用する目的をはっきりさせるべきでしょう。


●このようにプロキシを経由して接続すると事を俗に、「串を通す」「串で入る」「串を噛ませる」などと言います。

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